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嘘を愛する女



映画「嘘を愛する女」は、高橋一生という俳優を満喫できる映画です。

誤解をおそれずに言えば、彼をキャスティングできた瞬間にその作品的価値と成功を手にしたと言えるでしょう。

高橋さんはTBSドラマ『カルテット』や大河ドラマ『おんな城主 直虎』などで、2017年一躍スターダムの道を駆け上がりましたが、彼のキャリアは非常に長く、映像だけではなく、舞台でも数多くの作品に出演し、活躍してきた役者さんです。

彼の魅力は、その甘いマスクと演技力、そしてなによりそのミステリアスな部分です。表面には浮かび上がってきていない、隠された「何か」を持っていそうな(腹に一物ありそうな)、そんな複雑性が彼の俳優としての何よりの売りであるといえるでしょう。

特に、本作のようなミステリー的要素の高い作品で、しかも彼が演じた小出桔平はある種謎の多き人物で、彼の過去と人間性を暴くことが、作品のテーマにかかわってくる作品では、より高橋一生さんのミステリアスな部分が引き立ちます。

本作「嘘を愛する女」では、表の顔と、その裏に隠された顔のふたつを演じ分けている高橋さんですが、彼の芝居は常に一貫しています。ただ映画を通して、それを観る観客の気持ち(見方)が変化していくので、彼の芝居はまるでカメレオンのようにどんどん変化していくような錯覚を憶えます。

これは高橋さんだからこその芝居と言えます。

長いあいだ、端役(しかもやや卑屈で、癖のある役)を多く演じられてきた高橋一生さん。彼の演技の引き出しの数は、いったいいくつあるのだろうと感心せざるを得ない、そんな映画でした。




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