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アメリカン・スナイパー



戦場の描き方が現在の戦争の実情を映しているとも思いました。

映像そのものの雰囲気は、2009年に中東での戦争風景をかなりリアルに描いたことで絶賛されたキャスリン・ビグロウ監督の「ハートロッカー」を思い起こさせるものがありましたが、あの映画が基本的に「地雷除去」での地雷という、目に見えない、いつ爆発するともわからない見えない敵との精神的な静かな戦争だったのに対し、こちらはより実際の戦争風景に近い、かなり本格的な銃撃戦が展開されます。

さすがに戦闘シーンに関しては40年くらい前からお手の物なイーストウッドですから、すごい迫力でした。


そして、ここ20年くらいの近年の戦争らしい捉え方もしていますね。

戦争映画って、1950年代くらいまでは国が戦争に至った動機はあまり見せずに邪悪に描かれた敵を打ち倒す勧善懲悪ものが目立ってたり、そうかと思えば60年代のベトナム戦争以降になると、そうした戦争に疑念を持つ世代が戦争の存在意義に強い疑問符を投げかけるものが多く見られたりします。

そこへ行くと、この「アメリカン・スナイパー」は、「戦場を”職場”として割り切る男たち」を淡々と描いています。

そこには「どうわめこうが、戦争は起こるもの」「いずれにせよ、世の中には悪いヤツがいることに変わりはない」といった、どこか悟ったような心境が漂ってきます。

これ、前述した「ハートロッカー」でもそうだったんですけど、このドライな感じはすごく時代感を象徴しているとは思ったし、今後の戦争映画でも主流になりそうな気がします。
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