君の膵臓をたべたい



序盤に張った伏線を終盤に回収された時の呆気なさ、心にポッカリ穴が空いてしまったような感じ、"僕"と同じような気持ちになれて、悲しくも嬉しい複雑な気持ちになりました。

悲しい終わりが避けられないのは分かっているのに、序盤から中盤にかけて暗い気分にならずに見ていられるのは、ヒロインが魅力的だからだろうと思います。

そして、その魅力ゆえに、彼女と彼女を見守る主人公がよりいっそう愛おしく感じられ、避けられない終末が辛く、切ないです。

でも桜良も春樹も、どちらも強いなと思いました。

桜良は、悲しみや恐怖を一人で抱えていて、春樹は、一人でじっと人生を過ごしている。

原作を読んだ時も思ったのですが一日一日がとても大事だなと感じさせられる話です。


そしてキャストはとても良かったです!

桜良は透き通る笑顔と元気さが眩しすぎる!

繕っている元気さと、たまにみせる素の表情がまたグッとくる。

そして春樹。

寡黙で言葉少なめで、でも突っ込むところはしっかり。

自然体な演技がとても上手くてよかったです。


高校時代ラストの桜良家でのシーン、もう涙が止まらなかった。

春樹の「もう泣いても良いですか」やばいです。

その前からもう涙が止まりませんでした。


「好き」というは簡単だけど、それには責任がある、果たさなければならない「義務」もある。

好きと最後まで言わなかった、

名前を最後まで呼ばなかった、でも、その気持ちは痛いほど伝わりました。

若い二人が、感動を与えてくれました。

そして劇中内で出てくる「1日の価値はみんな一緒なんだよ。」は心に残る名言です。
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僕だけがいない街



私の感想ではまずこの映画のキャスティングがかなり好きでした。

何処か優しげでちょっと控えめでクールな藤沼悟役の藤原竜也さんの演技や子役なのに影のある雰囲気をしみじみと演じてくれていた雛月加代役の将来の大女優か!?的な

鈴木梨央さん。

柔らかく優しそうな笑顔と少年期の悟にとっても一番の理解者であり頼りになる藤沼佐知子役の石田ゆり子さんの存在感、雛月を助けに割って入ったシーンは私をホッとさせてくれたし、そして有村架純さんが演じていた片桐愛梨なんてとにかく後ろからギュっと抱きしめたくなる程、可愛い!私の嫁にしたい!の一言でした(失礼しました)。

何気に悟のそのクールな顔で「お前なんて良い奴なんだ!?」と彼女の肩をガシっと引き寄せて欲しいとも感じた程に。

あんな状況の主人公を心配してくれたり心から信じてくれていて何事にも前向きな姿という演技力がまたこの記事書き手のおっさんの心も鷲掴みにしてくれました。

そして悟の能力の過去にタイムスリップして自分の後悔を何としてでも成功に導く姿、同級生とのヒーローポーズがまた、観ている私共を優しい気持ちにさせてくれて

この先の展開が皆で雛月を救う為の作戦にワクワクすると同時に何処かにまだ犯人が潜んでいるので、大丈夫かな〜?というドキドキもさせてくれました。

子供たちだけで大切な人を守りたいという気持ちがとても清々しく、秘密基地で雛月を匿う姿もまた冒険心も煽り素晴らしいシーンだったと思います。

つまりこの映画のいい処は主人公悟が最初は絶望的で悲しい状況でも彼を支えてくれる仲間や家族や友人との再会もあり感動的なシーンも多いい処が特に魅力的だと感じました。

え?嘘?大丈夫か?という心配が常について回るのもこの映画を観ている者を中々飽きさせない感性の広がる作品だとも思いました。

以上です。

アウトレイジ 最終章



ともかくカッコいいです。

北野映画はやくざのお話が多いですが、アウトレイジは有名な俳優さんがたくさん出ているので、実力のある俳優さん達の迫力の演技が観られるのが醍醐味です。

今までは良い人の役ばかりやっていた俳優さんがこの映画ではやくざの役をやっているというのも見所です。

さすがは役者さん、ちゃんとやくざに見えます。

そして北野映画の特色は拳銃を撃った時の音の迫力です。

本物みたいです。本物の音を聞いたことはありませんが。

それから暴力のシーンがリアルに痛そうなのも北野映画の特徴です。

例えばクエンティン・タランティーノ監督の映画は観ていてもこっちまで痛いような気持ちにはならないけど、アウトレイジはともかく痛そうだし、怖くて思わず手を自分の顔の前に持っていて指の間から観てしまいます。

怖いけど、痛そうだけど、でも観たい映画です。

そしてカッコいいです。男の世界です。

やくざの世界の話だけど、どの世界にも通じると思います。

人が集まれば揉めるという。裏切ったり、罠にかけたり、義理を通したり、美学を重んじる人もいれば、ダメな人もいたりして。

シン・ゴジラ



私にとってこの映画の見所と言えば庵野秀明総監督らしさを感じることが出来た処にあります。

庵野さんと言えば私の中ではアニメ、新世紀エヴァンゲリオンの監督や風の谷のナウシカの巨人兵を描いていたということで知っている訳なのですが、シン・ゴジラに登場するゴジラもそれに通ずる迫力をとても感じることが出来たのです。

まだ完成しきれていない巨人兵の不安定とも言える暴走、オウムへ放ったあの迫力ある破壊光線、エヴァンゲリオンの

「これ本当にロボットアニメ?」

と言える程、まるでエヴァの表情を生物の様に描きこれもまた主人公の少年の不安定な精神面とリンクしてしまい暴走すると言う処の感じ、迫力はこのゴジラも随所に現れていました。

特にゴジラが完全体に変形する時の無感情の様な目と雄たけびを上げた表情や、歴代のゴジラ同様に火を吐くシーンは不安定さも重なり正に暴走そのモノ!

そしてこの映画の主人公、矢口 蘭堂を演じているのは家政婦のミタでも知られている長谷川博己さんで脇を固めているのが赤坂 秀樹(竹野内豊さん)、カヨコ・アン・パタースン(石原さとみさん・何気に英語巧い!)なのですが、この人物像の描き方もまた淡々としていて

まるでエヴァの次回予告編を観ているかのようなテンポの良さを感じることが出来ちょっと嬉しくなってしまいました。

新世紀ゴジラ・・いや・・このシン・ゴジラを是非皆さんも一度は拝見してみては如何でしょうか?